巻き爪とインソール

爪は足の上にあり、インソールールは足の下にあります。両者の関係性は低いように感じるのではないでしょうか?

しかし巻き爪は荷重がかからない、もしくは均等にかからないことが大きな要因とされています。

「寝たきり」のご高齢者にも巻き爪が多く見られることからも、荷重との関係は深いことが推測できます。

立った時に、巻き爪になっている母趾を観察すると、母趾が捻じれている(爪が真上を向いていない)ことがよく観察されます。この捻れが爪への荷重に偏りをもたらします。

ではなぜ母趾は捻じれるのでしょうか?米国足病学では土踏まずの低下(*1)が原因であると説明しています。

インソールを用いて、土踏まずを適切な高さと形に支え、母趾に偏りなく荷重をかけることが、巻き爪や陥入爪の予防に効果的とされているのです。

フットエイドラボのインソールは、米国足病学の理論を用いて製作しています。
(*1学問的には、距骨下関節の過回内)

義肢装具士 岡本敬之